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返済比率と審査金利

 住宅ローンを借りる際、もしくは借り換えをする際、金融機関による審査があります。
 その審査の一つが、「返済比率」による審査です。

 返済比率とは、年収に占める借入返済の割合を示すもの。
 住宅ローンだけではなく、車のローンやキャッシングなども含めて、返済負担が規定内かどうかを審査します。

 借入希望額と返済年数によって、毎月返済額は変わり、それと他の借入の返済も含めて率を出していくわけですが、審査の際の返済額は、実際の返済額にならないことが多いのです。

 全期間固定金利の場合は、そのまま変わることはありませので、毎月返済額をもとに審査をするのですが、変動金利や期間固定の場合、後々変わる可能性もあります。
 なので、それを踏まえた「審査金利」というものを設定する金融機関がほとんどです。

 この審査金利により、本当はこのくらい借りれると思ったのに、そこまで借りれないという事態になったりします。これは、ほかに借り入れのない給与所得者にはあまり関係のないことかもしれません。それは、「借りたい金額」よりも、「貸してくれる金額」の方がかなり多いためです。

 それに対し、ほかに借り入れのある方や自営業者にとっては、結構重要な問題になることが多いです。

 なぜ自営業者かというと、給与所得者の年収は「税込年収」で見るのに対し、自営業者は「所得」で見るため、給与所得者でいう給与所得控除後の少ない金額で計算されるからです。

 ちなみに、金融機関によっては、この審査金利が実際の返済額と同じところもあり、返済比率の上限の設定も様々です。さらに税込年収によっても返済比率の上限が変わったりするので、ご自身にとってどの金融機関が有効か、お客様ご自身で金融機関に行っても分かりにくくなっています。

 そういう住宅ローンのご相談は、マイホーム計画に精通した、マイホームプロデューサーにお聞きください。

 

 


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