たまたま、不動産コンサルタントというようなお仕事をなさっている方が、お話をしているところを聞く機会がありました。
私個人としては、違和感を感じることが多かったです。
というのも、例えば大手メーカーと工務店どちらがいい、とか、マンションと戸建てはどちらがいい、など、それらを断定的に良い悪いを伝えてらっしゃったからです。
これは私個人の想いではあり、マイホームプロデューサーとしてのポリシーでもあるのですが、何が良いとかは、決して言い切れるものではないと思うのです。
その方々に価値観があり、資金計画があり、将来設計があり、家族の好き嫌いがあり、大切にしたい想いがあり、安心できる材料も違い、納得できるポイントも違う。
その家族それぞれに、合うか合わないがあったとしても、いい悪いはあるものではないし、それを本人でもない他人が断定するものではない、というのが私の意見です。
なので私はマイホームプロデューサーをしています。
とはいっても、お客様ご自身がそれを判断していくためには、豊富な判断材料がいりますし、選択肢も目の前に出なければ、選びようがありません。
現在や将来のメリットデメリット、リスクなども踏まえながら、ご自身の価値観と照らし合わせて、自分で選んでいく。
それが納得できる住まい選びだと信じています。
マイホームプロデューサーのように出口が決まってない、つまり最終的なマイホームの形に制約を受けない立場の人は、なかなかいません。
だからこそ出来る範囲で、伝えられることを伝え続けていくこと、これからも誠実に励んでいきます。