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手軽さに潜む危険

 あるサイトからメールで、「住宅ローン一括審査サービス」なるもののPRがありました。

 

 一括資料請求ならまだしも、一括審査、です。

 

 これは一部の方にとっては非常に危険な行為です。

  

 審査の合格が確実な方にとっては、大きな問題になることはないでしょうが、自分で認識のなかった個人情報の傷などがあった場合、将来の選択肢を極端に狭めてしまうことにも繋がってしまうのです。

 

 延滞情報などの個人情報の傷については、そんなものが関係していたんですか? と後から分かることもあり、それが理由でローンの審査に落ちてしまったということも良く聞きます。

 

 収入状況から、希望額より減額されたという形なら問題ありませんが、この個人情報絡みでゼロ回答になってしまった場合、個人情報が消えた後も、「行内情報」としてその金融機関に残ります。

 それによって、今借りられないだけでなく、個人情報が綺麗になった後でもその金融機関では借りられなくなることもあります。

 

 一つや二つダメだった、となると将来の選択肢もまだ残りますが、一括でたくさんの金融機関の審査を受けるということは、非常に危険なのです。

  

 「一括~」のサービスというのは、消費者にメリットが一見あるように見えますが、実のところ、その仲介者にメリットがあるのであって、消費者にはちゃんとリスクやデメリットも潜んでいます。

 

 マイホームの計画は、一生で一回。

 手軽だから、というだけで安易に進めていいものではありません。

 

 そこに潜むリスクにも目を向けておく必要がありますし、そういうことを伝えるために、マイホームプロデューサーが必要だと感じます。

 

 


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