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非を認める

 先日電話で、ある相談がありました。
 20年ほど前に建築した家のエアコンの配線の話。

 

 そのエアコンを取り換えることになり、電気屋さんが工事しようとすると、中に埋められた配線が細いもので、交換が必要だと言われたとのこと。
 しかもその太さは当時から言ってもメーカー推奨より細く、何かしらの事故に繋がるリスクがあったということ。
 そう言われれば入居当時からそのエアコンの効きが悪く、しょちゅう故障していたということです。


 それを建築会社に言ったものの、ただのクレーム対応として取り扱われ、その太さで十分だと自社で判断していたということ、そしてそれに不服なら、エアコンの交換を自社でしてくれるのであれば、金額的な対応を考えますということでした。

 業者側を離れている専門家として、時にこういう相談もあったりするのですが、これはアフターサービスではなく、完全にアフタービジネスを考えていますね。

 

 何よりもまず非を認めるべきです。


 メーカー推奨よりも配慮がされていたのであれば問題ないでしょうが、それに劣るものを付け、そのリスクは入居者がずっと負っていたわけですから。
 大事なのは、対応云々の前にまず心があるかどうかではないでしょうか。

 

 アフターサービス部門というものが出来てからというもの、この心の部分がどんどんかけていっているように感じるのは私だけでしょうか。
 心がないのなら、早くAIにとって代わってもらうべきです。

 アフターサービスとアフタービジネス。
 ここをはき違えてもらっては困りますね。


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