マイホームを考える方にとって、予算の配分というのは重要な問題です。
どこにどれだけのお金をかけるのか、それを間違ってしまうと、予算が足りなくなってしまったり、希望のモノが手に入らなかったりします。
それを考えていく上で、厄介な問題があります。
それは、それぞれの項目にどのくらいの金額が必要か分からないということです。
すでに何度も経験していることであれば、
かかる費用の算段も容易に出来るでしょう。
それに対しマイホームの計画は、ほとんどの方にとって初めての計画。
目安のつけ方が難しいのです。
ここに「売り手主導」に陥ってしまう要素が含まれています。
売り手側は、自社の商品の費用をまず捻出しようという意識が働きます。
それはある意味仕方のないことだと言えます。
しかしそれにより、周辺工事の費用を安く見積もったり、かからないように(実際はかかるものも)見せることがあります。
ここに気づかずに計画を進めてしまうことが問題なわけです。
中立な専門家がついていれば、追加でかかりそうなポイントを見つけることも可能ですし、計画の初期段階で、絶対にかかる周辺工事に関して、先に見積もりをしておくことも可能です。
それにより、ちゃんと予算と費用のバランスの取れた計画を進めることが出来ます。
「最終的にほぼ言われた金額になりましたね」
そう言われることが良くありますが、算段を付けながら計画を進めて頂くことで、満足度は確実に上がっていくことを実感しています。