担当の印象だけで決めない

家を選んでいく際に、
担当の方がどういう人かというのは非常に大事なことです。
 
私も、「人・モノ・会社」を選んでいくのが家選びですと伝えています。
ですが、この「人」の部分に重きを置きすぎるのも、
あまりいい家選びとは言えません。
 
家が出来上がった後に、
一番長い時間一緒にいるのは、
実は「モノ」です。
家づくりにおいては、
特に注文住宅においては、
契約段階では「モノ」はありませんから、
唯一見える「人」を中心に決めがちです。
 
しかし担当の方は、
お客様が家に住んだ後、ずっとそばにいるわけではないですし、
もしかしたら目の前から消えてしまうかもしれません。
住宅メーカーでしたら、
転勤、退社、転職ということがあるでしょうし、
工務店でしたら、退社、廃業などがあるでしょう。
私も前職を退社しました。
幸い別の住宅会社に入ったのではなく、
マイホームプロデューサーという形で独立したので、
前職時代のお客様とも未だにお付き合いさせて頂いていますが、
普通は転職をしてそれっきり、というケースがほとんどです。
 
だからこそ、一番長い時間付き合うことになる「モノ」を、
しっかり見て選んでおく必要があるわけです。
 
そこが気に入っているのであれば、
どういう家にしていくかという部分では、
「人」が重要になってきますし、
それ次第で出来る家が大きく違ってくるというのは、
私のセミナーでもお伝えしている通りです。
しかも私がプロデュースで入らせて頂くと、
その「人」の部分が大きくパワーアップするので、
出来上がる家の質はかなり変わってきます。
実際、私のアドバイスなしに進んでいたとしたら、
大きな不満に繋がっていたという種をいくつも摘んできました。
 
見るプロの目が増えることで、
質が向上するのは、ある意味あたり前かもしれませんが……。