解体前のお祓いというものがあります。
神主さんから教えて頂いて、なるほどと感じました。
お祓いというのは、解体工事で何かよからぬことが起こらないように、清め掃うというイメージを持たれている方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、本来は感謝なんだそうです。
解体する家には、今までずっとお世話になってきました。
その家に有難うございましたという感謝をもって、神事を執り行うのが解体のお祓いなのだそうです。
そして解体工事の際は、木々も引っこ抜いたりすることがあります。
木にも当然命があります。
そのたくさんの命に対して供養をする。それが解体前のお祓いなんだそうです。
お祓いをするかしないかも大事でしょうが、何よりもまず、感謝の心を持つということが大事なんでしょうね。
私たちは神事から遠ざかって久しいですが、本来の意味というものはまったく分からなくなりつつあります。
感謝という日本人としての当たり前を、ちゃんと次の世代に伝えていくためにも、何でも便利や簡略化で終わらすことなく、大事なものを大事だと分かる心を育てたいですね。
お客様の解体前のお祓いから、とても大事なことを学ばせて頂きました。
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