終の棲家という言葉があります。
余生をどういう家で過ごすか、それは自分で選べるものです。
最近では、高齢者がマンションに住むということが増えています。
確かにマンションは便利な場所にありますし、戸締りも楽です。
しかし反面、地面から遠くなってしまうというデメリットもあります。
こういう言い方は正しいのかどうか分かりませんが、人は最後に土に還ります。
その土の近くにちゃんといるというのも、終の棲家としてはいいのではないかと思います。
こんなに土から離れて生活するようになったのは、せいぜいこの50年ほどです。
それ以前は、みんな土に近いところで生活をしていました。
安らぐとか、安心するとか、落ち着くとか、私たちが生きていく中で大事なものが、自然にはあるように思うのです。
便利さを追い求めて、その分現代人は不安になってきました。
シニア世代に選ぶ家は、まさに終の棲家です。
どういう場所で余生を過ごすのか、じっくり考えたいものですね。
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